常時SSL化(https化)によるSNSシェアカウントリセット

常時SSL化(https化)によるSNSシェアカウントリセット

常時SSL化(https化)を行うと、SNSシェアカウントがリセットされます。正常なリダイレクト設定をしておけば、基本的に常時SSL化(https化)にはデメリットはありません。しかし、常時SSL化(https化)によって、サイトURLが変更となるため、外部からのリンクを含め各種URLに関する修正やアクセス転送処理、アクセス解析等のアプリケーション設定の変更などを最初に行う必要はあります。そして、サイト上に表示したSNSのカウントがリセットされるというデメリットもあります。

SNSシェアカウントとは、特定のURLに対して、SNS上でどれだけシェア(共有)、いいね(Like)、ポスト、ブックマークなどの数値です。これはURL単位で集計されておりURLが1文字でも異なれば、別のカウントとして扱われます。

ホームページの常時SSL化(https化)は、企業の信頼性や検索エンジンの評価向上において重要な施策ですが、SSL化にはSEOやセキュリティの向上といったメリットの裏に「FacebookやX(旧Twitter)などのSNSで蓄積された”いいね”や”シェア数”が、SSL化によってゼロに戻ってしまう」SNSシェア数のリセットという副作用が存在します。SSL化によってURLがhttpsに変わった時点で、SNS側では「まったく新しいページ」と見なされてしまいhttpで運営していた時代に蓄積されたSNSシェア数は、https化以降のURLには引き継がれないという状況が発生します。